親方の独り言

 本日 H様邸の防府市建築指導課建築完了検査終了
 来週 税務課の調査立ち会いで 役所関係のチェックは終了

 2/27~3/2の四日間に渡る完成見学会に向けて 準備を始める

 前回の「中泉の木の家」で 受付から何から自分一人で やってみて
 それは それで良かったのかもしれないけれど
 ある人から 受付は女性の方が良いと思いますよ と 指摘され

 とはいえ 内田工務店には 自分の母親しか女性はいないし
 妻は 土日が彼女の仕事が一番忙しいときで頼めるはずもなく
 途方に暮れ 困っていると
 ある人から OB施主さんに頼んだらどうですか と 助言され

 え~ そんな事していいのか 頼めるのか 嘘じゃろお OK貰えるはずないじゃろ
 思いながら 恐る恐る 一昨年完工のO様の奥さん 昨年完工のN様の奥さん
 二人に頼んでみたら 即座に 「いいですよ」 との返事
 なんか嬉しい ほんまかいな 有り難い 喜ばしい マンモスうれぴい
 調子に乗って
 今回の見学会場「掘りコタツの或る家」の施主Hさんにも案内役を頼んだら
 「いいですよ」 との 返事

 ますます嬉しい 精魂込めてやってるつもりだけど
 確実に評価されているとは さらさら思わず
 毎回 自分の持てる力は 出し切っているつもりだけれど
 本当に これで良かったのだろうかと 自問自答を繰り返しているので
 巡り会えた人に こんな事 言って貰えると もう なんとも言えん「思い」がこみ上げる

 嬉しくて嬉しくて 夜 妻に 今日OB施主さんから こんな事言われたよ
 と 報告すると

 妻曰く
 しんちゃん(←わしの事)の事を好きな人は あんまり おらんかも知れないけど
 しんちゃんの造る建物を好きな人は いっぱいいるからじゃないの?
 と のたまう

 う~む なんか誉められているか けなされているか 分からんぞ

 ともあれ こんな「思い」を味わえるのも この家業ならではなんだなあ

 この前の日曜日 Hさんが
 「この建物で 自分の最後までの人生・お金になると思ったんですよ」
 そう言われ

 わしゃ Hさんと死ぬまでの人生ずっと交わっていきたいなあ と 思う
 「家を造る」って仕事は 重い重い物だと思う
 
 わしゃ 「家造り」 に 「生き方」を 教わっちょる のだろう
 こんな「思い」に 駆られる 家造りが 好きで好きでたまらんのだよ

 写真は 「掘りコタツの或る家」の玄関床
 無垢の花梨一枚板 杉磨き丸太 桧八掛け
 ちょっとしたスペースが 家に「ゆとり」を与える気がする

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