自然素材

木材はリサイクルが比較的簡単な自然素材です。自然だから「節」もあれば「くるい」もあります。けれども高温多湿の日本の地にあってその自然の強みがあるからこそ木造住宅は今日までずっと造られ続けて来ています。

木は伐採された時からその寿命を全うしていきます。100年かけて更に強度を増し徐々にその強さを失い 強度的な不安を抱えるまでに至るにはもう200年の時間を要します。木は水には弱い素材なので水にさえ気を付けてあげればそんなにも長い間自分達を守ってくれます。子供の時からそんな木を見てきた自分には「木」というのは愛しくてならない存在なのです。

地球環境破壊が叫ばれて久しくなり、リサイクルにも気を付けながら家造りをしたいなと考えています。

環境負荷の小さい断熱材・外壁材・屋根材・内装材の選択。コストとにらめっこしながら採用したのが グラスウール・ロックウール等のリサイクル断熱材モルタル(セメント)外壁平板陶器質瓦(屋根材)木材・紙(内装材)です。なんの事もないローテクの材料ですがローテクだからこそリサイクルが比較的簡単だというこの現実に気が付いた時はびっくりしました。

自然素材にはそれぞれ弱点はあります。その弱点をカバーすれば高寿命を保つ事は出来ます。全ての思いをここで述べるのは困難(話始めると何時間もかかります)ですが調湿・断熱・環境に優れた自然素材に囲まれた暮らしは 今の時代だからこそ必要だと感じています。

まだまだ勉強途上 まだまだ自然素材を勉強していきます。