親方の独り言

 「繋ぐ家」の上棟 「二人の家」の確認申請・契約
 まだ 題意未定の設計契約 積み残しのリフォーム見積・図面
 日々のリフォーム工事・新築工事・打合せ・見積・図面作成・現場ごそごそ

 どれもこれも 大事な仕事で 暫く息をつく間が なかった
 未だ積み残しのリフォーム見積・図面を3件抱え
 それにしても なんとか かんとか 先が見えて来て
 ずっと 息を止めて潜っていた状態から 海面に やっとこさっとこ抜け出せそうで
 また 今週一週間 息継ぎ無しに 潜ってみる気力が 湧いてきている

 自分に与えられた時間の少なさに 自分自身に手心を加えたくなる状態が続くと
 「わしは 何故『わし』なのか」
 「どういう訳で 今 自分が ここに立っているのか」
 その度 その度 自分自身に問いかける事が多くなる

 自分は 尊敬する自分の父親(←今は尊敬ではなく『神』に近くなっているが)に
 なりたいのでもなく
 川本先生のように 懐の深い人間に なりたいのでもなく
 カッコ良くなりたい スマートになりたい かしこくなりたい のでも なく
 自分は 「自分の求める『親方内田』」に なりたい のだ
 人が 自分を見て やっぱり「しんちゃんじゃ」と思う・感じる
 その「真一」で ありたいものだと 自分で思っている

 わしが 何故「わし」なのか

 それは 自分が 修二・加津子という親から生まれ
 秋穂に育ち 色んな人から 色んな物を与えて貰い
 仕事や日々の生活の中で 「気付き」を貰い
 あんな事や こんな事が あり
 どっから どう見ても
 「内田と言う奴は こういう奴なんじゃ」
 そう見える自分を意識し自覚し
 「わしは こういう奴なんじゃ」と 思うのであるよ

 愛犬「エス」を見ていて 思うのは
 エスは エスであるなあ
 おまえは 自然にエスで有る事を認め
 どっから どう見てもエスであり
 犬という 範疇に 入りながら
 エスという 一個の個性を持った生き物として存在している
 おまえは すんごい奴で ある事だなあ

 人は なまじっか「意識」する生き物で
 あれや これや 理由を付け こじつけ へりくつを陳べ
 自分以外の存在に「意識」させよう と する生き物らしく
 なんとも かんとも 面倒な生き物で

 エスにはなれず

 だからこその「人」では あるのだけれど
 わしは わしで あれれば良いなあ
 わしは わしで あらねばならん

 時間に追われ 余裕が無くなってくると
 この 自問自答が日々続く事になる

 年末に向け
 秋芳ロイヤル・クリスマスパーティー
 年末 内田メモリアル・ゴルフ大会
 と まるまる二日 休んでしまう
 二日「何もしない」為に これから ずっと息を詰めて あがいてみたい

 あがき続けるのも 「わし」 で あり
 あがき続けても 「わし」 で あり続けるのが 「わし」であるのだ

 先日 「海の見える家」の施主のKさんと飲んでいて

 Kさんに
 「自分の頑張り所の源は 名古屋大学院時代の同士達の頑張り なんです」
 と言うと

 Kさん曰く
 「まあ 中には『素晴らしい者』も いるかも知れないけれど
 多くは もまれ・状況に流され 『それしか出来ないから やっている』人じゃないかな」
 と言われ

 言われてみると その通りで 学生時代の「思い」と
 どんどん「ずれ」が 生じながら各々生きている奴等では あるのだろうなあ
 とも 思い

 自分が自分であり続ける事の 難しさを Kさんから 教えて貰った気がする

 自分は 自分で あり続けたい と ここの所 日々強く思っている

 ・・・・・・・・ 来年早々に着工する「二人の家」

 プランや見積は もちろん自分が するのでは あるが
 内部の仕様や構造は もちろん自分がリードするのであるけれど
 打合せを重ね 人柄を お互いに理解し
 「一緒に『二人の家』を造って行く」意識が ある
 家に 「恋」をし
 その 「住む人」に 「恋」をし
 家造りは 「情」の固まりで あるなあ と思う

 

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