親方の独り言

本格的な梅雨シーズンの到来

 例年であれば この時期の工事は あまり無く
 ボチボチ 天気見ながら やろうかのお~ なのであるが
 今年は 何故にか そうこう言って居れる状況で無く
 ちょびっとの 曇りの隙間を狙って材料運搬し
 ちょびっとの 現場ゴソゴソの合間に事務仕事・図面仕事・諸官庁手続き
 5月連休より なんともかんとも「し難き事」多く
 それでも どうにか今年の半分まで やっと来た
 関わる事 関われない事 どうしようもない事
 やりたい事 やりたくない事 望む場所 好まない状態
 日々 生活し 息をし 飯を食い 寝
 日常に流されるのに 抵抗し続けるのを ともすれば忘れがちになる
 修業時代の最終年
 H工務店で 設計屋として仕事をし
 結局 その年は 契約件数100件を越え
 設計は自分 ただ一人で
 好きな「現場」にも行けず 朝から晩まで 図面打合せ・施主打合せに 明け暮れ
 「人」が だんだん見えなくなって来て
 建物しか 見えなくなって来て
 それでも 抱える建物は 工事は進み
 「この世に一つしかない その人だけの物」を造っちゃるんじゃ という 意識も薄れ
 ただただ 流され 「仕事」に 「まくられ」 日々を過ごしていた事は
 自分に とって もの凄い「良い経験」で あったと同時に
 「もんの凄い 悪い人間になっていた」一年間では なかったかと 今にして 思う
 世には 様々な人や 価値観が有り
 その価値基準の中で 生活し 日々を過ごしているので
 そのH工務店時代の「わしの姿」が 一方的に悪かった と 決めつけられる物でも無いが
 今の わしは その姿は 嫌いじゃし なりたくないし あんまし「良い生き方」とも思わない
 「何処まで現場に関わっていられるか」の基準で 今は動いているので
 自分の 「関わりたい・目指したい状況」は あと もう少しの所に有る
 わしは 秋穂に居て 秋穂を拠点に 「自分の思う 良い状況」を生み出したいのであって
 人数は 多くなくていいから 関わり合う 全ての人に 幸せになって貰いたくて
 わしの 他人との関わりは 子供の時から見続けてきた「家」に拠る のが 最良の選択で
 「家」の事ばかりを考える そんな人間でありたくて
 ただ ただ 何処を 何処まで詰めていくのか
 そこの所は その人次第になっちゃうんじゃろうなあ~
 大学院時代に染みついた
 「本当は何なのか」を 元の大本から積み重ねるのが「論理」だ
 その たった一つを「家」に関して 積み重ね 積み重ね
 自分が 「本当の所はここなのだ」と 嘘・ごまかしの無い所で言える 「やり方」を求め
 それが 「したい」が為に 廻りの環境(=職人衆)を固め
 理論武装しながら 現場では「やあやあ」言いながら 楽しみながら造って行く
 何処までのレベルを求めるのか 何処までの自然素材を求めるのか
 何処までの気密・断熱・強度を求めるのか
 念を凝らす程 「ああ わし自身が『良い』と言っちょるだけの様な気もするなあ」との思いもあり
 じゃけど わしの考え方に賛同してくれる 職人衆・お施主さんと
 ずっとずっと生きて行けたら 良いなあ~ そう思いながら 日々を過ごす
 他人になら 「あんたは あんたで ええんじゃよ」と言えるのだが
 自分の事となると ホンに わしはわしで ええんじゃろうかい
 いやいや きっと良くないに違いない そう思う わしは自虐趣味なんかも知れん
 何処まで求めるか は その人その人 頑張ちょるなあ~と思えれば
 それで ええんじゃないかとも思う
 ・・・・・・・・「想う家」来週着工
 本日 既存建物の解体も終了し 更地よりの着工
 11月完工に向けて 準備着々

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