親方の独り言

 「豊潤の家」の完成を間近に向かえ 仕上げ工事中
 「春来の家」は 盆前に上棟 瑕疵保障の中間検査も終了し コツコツ中
 「育む家」は 9/12上棟 9/15夕方より餅まき
 
 「佇む家」は 実施設計中
 「話す家」も 実施設計中
 
 題意未定の新築物件二件 じわじわっと 進めていく
 手を付けていないリフォーム工事を 「豊潤の家」完成後に こなして
 「佇む家」「話す家」に 着工して行く予定で 事を進めている
 
 「家造り」は 今更ながら 積み重ねの連続で
 わしも積み重ね お施主さんも「思いを積み重ね」
 各担当棟梁は 一枚一枚板を張り
 各協力業者も 各持ち場で 物造り を していく
 物体は 寝ちょっては動かず 面倒でも 繰り返しでも
 「作業する」「行動する」事でしか 家造りは 立ち行かん
 夢想等と言う物は そこには存在せず
 いくら想っても 思いを凝らしても 動くことでしか 結果は出てこない
 
 わしらあ 現場の者は そこの所を痛いほど 分かっており
 理屈も必要だが
 その理屈も 行動を起こす事でしか 表現出来ないのが 「物造り」なので あるよ
 
 はあ寝ちょきたい 楽したい もお無理じゃけえ と 思いながら
 命を燃やして行動する
 理解して貰えない事の方が 多いかも知れん
 理解してくれる人ばっかりとは 限らない
 けれど わしには 「物造り」しか出来ず
 各棟梁・協力業者も 「物造り」でしか 自己表現出来ず
 決して 高収入とは言えない
 現状を知ったらビックリする位 悲しい 「コンビニでバイトした方が良いんじゃないか」位の
 収入で 各職方は 頑張ってくれている
 わしらあは 「物造り」しか出来ず
 「物造り」に憧れ
 気が付くと この業界にどっぷり 浸かってしまっていた輩が 殆どで
 この わしを 取り巻く職方衆を見ると 嬉しくもあり 物悲しくもある
 
 完成して 各職方の責務を 全うして
 「ありがとう」「ごくろうさん」 その一言を 勝ち取る為に 働いている気も する
 
 わしは わしで
 お施主さんから 「ありがとう」と言われ
 各職方から 「え~仕事を させて貰った」
 そう言われたいが為に 不慣れな「考える作業」を 重ねている
 自分が 「良い」と思える 人間関係を環境を 整える為に 仕事をしている
 人生短いが まだまだ終わらん
 何時 先代の所に行かなきゃいけないか 分からんが
 その日が 明日かも知れんが その日まで
 「造り続けて行く」覚悟を決めている
 
 ・・・・・・・・・・・・ もう 随分経つが 「内田工務店と愉快な仲間達IN大分・臼杵ツアー」は
 好評の内に 幕を閉じた
 過ぎてみれば あっと言う間で
 日頃 現場で会っている 各職方だけで無く
 今回は その家族も 同行したので
 なんだか 大家族旅行の様相を呈していた
 一日目は 大分で「地獄巡り」「うみたまご」「各自で夕飯」
 二日目は 日中「ゴルフ組」「湯布院散策組」に分かれて行動 その後 「みつご」で宴会
 大座敷で フグを堪能
 み~んな 楽しそうで わいわい がやがや やっており
 いけん事に 宴会が 一時間程度経過して 宴会も最高潮を迎えた時に
 はたと 気づいて 思わず 言ってしまった
 「あ~ よ~考えたら ここの「飲み代」は わし持ち の はずじゃあ~」
 「よ~ 考えたら 今の今まで わしに だ~れも 酒注ぎに こんじゃねえか」
 「おまえら どねえちゅうんじゃ」
 言ってしまった
 皆の衆も わしの発言で 「はた」と気づいたらしく
 慌てて 注ぎに来る者数名
 「言わんにゃ こんのか はあ 分かった もお え~けえ 来るな来るな」
 駄々をこね イヤイヤをし スネオ君になり 気が付かなければ 良かった
 おまけに 解体屋の「おぼっちゃま山本」に
 「内田さん また そねえな事を言うけえ 男の価値を 下げよおがあ」
 「言わんかったら 皆 影で 『内田さんに感謝』 って なるのに 台無しじゃあ」
 等と ダメダシされ
 今度は その「誰も酒を注ぎに来ない と 何時も わめく内田」に ついて
 ちゃちゃが 入り 冷やかしが 入り
 宴会は わしを コケに する事で 最高潮のクライマックスを 迎える事になる
 わしの この環境でのポジションは 何時もこうで
 なんか もっと 「ダンディで 知的で 尊敬に値する男」的な ポジションに
 格上げされる日は 果たして 来るんじゃろうか
 きっと 年末の 秋芳ロイヤルでの180名パーティーも 誰も注ぎに来ず
 催促すれば 又 「小さい男じゃ」と 言われるに違いない
 愛妻に
 「金出して 段取りして」挙句の果てに いつも なんで わしはこういう扱いを受けるんじゃろうか
 と洩らす度に
 「しょうが無い じゃない しんちゃんが そういう風に しむけちょるんじゃから」
 と言われる
 え~ わし そんな つもりは 毛頭ないぞ そねえな はずは 無い
 そうしてくれえ と 頼んだ事も 一度も無い
 けど まあ よ~ 考えたら
 過去を振り返ってみると
 最初(入社当時)は 尊敬の眼差しで 見てくれていた 甦町屋のメンバー
 ないちょ・こえだ・きゃば・ぽっか・かいはら・みきちゃん・あいら・かずちゃん・ニカコさん
 カネゴン・ももい・モリダー・ガーコ・ガチャピン・ちいこ
 み~んな 今では ほぼ「ゴミ」を見るような目で 見ちょる気がする
 最近入社した「若」も そのうち わしを 道端のウンコ と 間違える様な気も してくる
 う~む これは どうにか せねば
 「ダンディうっちい」への道が 閉ざされてしまう
 
 う~む 結果には その過程が 影響するはずで ある ので
 どこの過程で この事象が起きる様になるのか しばし研究してみよう

 

 ・・・・・・・・・・・・・・ まあ 何にせよ
 好評だったので 毎年やると 自分が しんどい ので
 「内田工務店と愉快な仲間達バスツアー」は オリンピックの年に 開催する予定
 四年に一回位で 皆の衆には 勘弁して 貰おう
 もし もし もしかして 皆の衆の 心が変わり
 飲みの席では わしに「内田さん お疲れ様です」と 殊勝な言葉を吐く奴が増加すれば
 そういう「愛い奴」が 増加すれば 二年に一回位 開催してやっても よいぞ
 皆の衆の「心変わり」を 期待しておる
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・ 今週は 水曜より べったり「育む家」の現場作業
 じぇったいに 「え~家」に なる
 まかせちょって 下さい
 えいえい お~
 

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