親方の独り言 | 株式会社 内田工務店

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親方の独り言

2013年 03月 08日 (金)

 先日 愛犬エスが 亡くなった
 血管肉腫という 血管が次々に破裂して行くガンで
 発覚してから 約2ケ月弱の 闘病生活で 奮闘虚しく 逝ってしまった
 
 わしは 基本的に 犬が嫌いで
 それは 今でも続いていて 嫌いというか「怖くて」
 幼少期に でっかい犬に噛まれ 今も傷跡が残るほどの怪我で(6針縫った)
 それから以降 どんなに ちっこい犬でも 恐怖心が沸き
 その恐怖心が 犬にも伝わるらしく
 ポメラニアンやミニチュアダックスの様な ちびっこにさえ
 御施主さんとの 打ち合わせの際は その間中 ぎゃんぎゃん 吠えられ
 とても仕事どころでは なくなる
 
 犬嫌い(犬恐怖症)の わしが
 友達の紹介で 平成16年に ドッグラン山口新築工事の話に 加わらせて貰って
 タマホーム他 数社ある中で
 幸いにも わしの設計提案と見積もり金額を 採用して貰って 建てる事になる
 
 その時の「湯田不動産管理」の社長が 今の わしの 義理のパパで
 その時の専務が 今の わしの 愛妻で
 ドッグランを 造るきっかけが 先日 逝ってしまった エス だった
 
 建築途中
 何も無い 敷地に
 毎日の様に エスと一緒に 妻は 何も無いドッグランに 訪れ
 建て終わった後は 雨の日も風の日も雪の日も
 二人は ドッグランに 行ってくれた
 わしは わしが建てた建物を こよなく愛しており
 それを 大事に使ってくれる姿を見るのは 冥利に尽き
 建築終了後も 年に二回程度は ドッグランに 訪れていた
 ただ 犬嫌い(犬恐怖症)なので
 近づいてくる エスや その他の犬は 全て 悪魔の集団に 見えていた
 
 ドッグラン建築後 二年経過した頃
 専務(今の妻)を ゆうき(料亭)に招待し
 その時は 何の下心も無く 建てさせて貰って感謝の気持ちを伝え
 彼女の エスやドッグランに かける気持ちも 十分 分かり
 お互い 頑張りましょうね 位 だったのだが
 その 数ヵ月後 さゆたんのダンスの発表会が 湯田で有り
 発表会後 のぶりんとユキピ-とで飲んでて
 お~そういやあ 阿武さんは 近くって言ってたなあ と 突然思い出し
 電話すると もう9時を廻っていたと思うが
 即座に その場に参戦してくれて その後 急速に 付き合う事になり
 色んな事が あったが それは 今も続く色んな事を 抱えながらだが
 結婚する事になる
 
 彼女と結婚する と 言う事は
 もれなく エス が 付いてくる と 言う事であり
 最初は 枕元とは言え 「犬と一緒に寝る」のには 違和感が 有り
 慣れるまで 半年程度を要した
 徐々に 「エスは 犬の形をしているが 犬では無い」と言う 精神構造に変化し
 「エス以外の物体は犬だが エスは犬ではない」と言う 結論を得て
 枕元・足元 どこでだろうと 来たけりゃこいや と思うようになった
 
 そもそも 自営業を営む輩は 非常に 我儘であり
 横着で 人の言う事は聞かず
 会社員にも公務員にもなれないから 自営していると わしは 思っていて
 わしは そんな 横着な人間で
 人の言う事は聞かず
 基本的には 「わしの言う事を 聞いちょらあ ええんじゃ」と 言い切ってしまう所が有り
 競争心に満ち 負けず嫌いで 顕示欲が強く ギラギラしていて
 いっつも パンパンに 燃え盛っている様な人間なのだが
 
 そうだったのだが
 
 一美(妻)が いて エス(愛犬)が いて
 人生そんなに ギラギラせんでも ええんじゃないか そう 思い始め
 一華が 生まれ
 人の言う事も 正しい事が多々ある それは それで良くて
 わしは わしのままで ええんじゃないか
 無理無理 わしの思いに 他人を 付き合わせなくても
 わし自身 もうちょびっと 優しくなって もうちょびっと 人に寄り添って
 無理せず わしの思いに 賛同してくれる人だけで良いから
 楽しい人生を 送った方が ええんじゃないか
 そんな 考え方に 変化している
 
 エスは わしの人生観の半分を変えた犬となった
 
 人は 色々な人に合い 交わり 混じり合う事で 成長し 変わって行く
 わしの 基本根幹は 先代(父;修二)の人に対する情熱で
 仕事の基本根幹は AKi設計での 建築に対する姿勢で
 建てる事の基礎は H工務店での 何百人に及ぶ 建て主・技術屋との交流で
 エスは わしに 人との 「もう少しましな 交わり方」を 教えてくれた
 エスが いなければ 妻と結婚していようはずがなく
 一華 という 存在自体 成立しなかった
 不思議な犬 だった
 
 おとぼけで かしこい けど かなり馬鹿で
 従順だけど こすい所が有り 素直で 頑張る所も少し有り
 わしに とっては やはり「犬」では無く 人間でも無く
 とらえどころの無い 不思議な生き物だった
 家に帰って 食事しても 何時も居る場所に エスは いない
 わしは 男の子なので 簡単に泣きはしないが
 父親の遺体を 数百メートル 一人で車まで運んだ時も 泣きはしなかったが
 やっぱり 寂しいのだよ エス君や
 おまえは ほんに 変わった男じゃった 憎めず 愛すべき男じゃった
 エス 今まで ありがとう お前の御蔭で 一華は 生まれた

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 確定申告 まだ 手付かず
 甦町屋 舞龍祭間近
 「佇む家」「話す家」完成に向けラストスパート
 「はぐくむ家」結局 間に合わず 未完成のまま完成見学会に突入
 「日集いの家」もうすぐ着工
 「おかえりなさいの家」実施設計ほぼ終了 確認申請業務へと
 題意未定の新築物件 基本プランほぼ終了 もう一件は まだまだこれから
 リフォーム多数(十数件) 順次 打ち合わせ 着工へと
 来月より 勉強に 東京・名古屋へと 毎月のように通う
 
 日々 グチャグチャのスケジュールの中 なんとか 生きている
 わしは わし でしかない
 わしは 穏やかになって来たとは言え
 妻に言わせると 「常軌を逸した」考え方・行動 の 持ち主 らしい
 わしも 「わしは おかしい」 と思っている
 じゃから わし で これが 内田という 人間なのだ
 わしは 命ある限り この舞台で 生きて行く
 
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 3/30 地元菜の花祭りの会場 この陽気で 一気に菜の花が 咲き乱れて来た
 「佇む家」から 800mの所に有る 「梅林園」 物凄く綺麗で いい香りがする
 これから 建築の 「日集いの家」と「おかえりなさいの家」 必ず え~家になる