親方の独り言 | 株式会社 内田工務店

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親方の独り言

2009年 06月 28日 (日)

 9月か10月着工予定で 来年2月か3月完成予定の家
 初回ヒアリングを 行った

 現地は確認 感じを掴む為に もう一度今週行ってみる

 まだ 机に向かっていない
 ヒアリングを したにはしたが まだイメージが湧いてこない

 毎回毎回プランニングの時は「出し切った感じ」があって
 直近では「海の見える家」が そうで
 ラフプランニングが終了した時点で 真っ白に燃え尽きてしまっていて
 もうプランニング出来んもんね もう わしから出ていくもんないもんね
 この土地で この家族で このプラン以外ありえんもんね
 もう何も出来んもんね 状態になり
 新規に 全く別の家族と土地と出会い
 さあ この土地と この家族と 結び合う家は どんなカタチですか
 の 問いに会うと
 もう 何も出来んけえ もう わしは前回で終わってしまちょるけえ
 もう 何も絞り出せんけえ と 毎回当初は感じている

 机に向かうのが恐怖で
 何も絞り出せなくなってしまっているんじゃなかろうか
 と どうしても思ってしまい ちょっぴり びびっている

 いい加減に 慣れてしまえば良いのにと 自分自身思うが
 完成物件で数えれば
 300件は優に超える 家族・土地と向き合って来たはずなのに
 毎回毎回 恐怖感 が ある
 「慣れる」事が ない

 同じ家族 同じ土地は 無く
 同じプランニングも 無く
 毎回毎回 この家族と この土地と 結び合う家は これ以外考えられない
 と 自分自身で 納得出来ないと
 着工~引き渡し~一生の付き合い へと 発展出来ない気がして
 そのスタートラインに 立つ時
 果たして自分に出来るのだろうか と 不安になる

 毎回毎回 なんとか出来てるから 今 ここに居るのだろうけど
 わしは 決して 芸術家でも建築家でもプランナーでもなく
 ただの ちっちゃな ちっちゃな工務店のオヤジで
 毎回毎回 結局は 「そこに住む家族」の「思い」を
 たくさん たくさん貰って その土地の特性を貰って
 なあんにも無い所から 一つのカタチが生まれてくる
 決して わしが考えている訳では ないのだよ

 神や仏は信じていない
 ただ信仰している人はいて
 先代や 西冨のオヤジや 中田のオジサンが 見守ってくれている気がしていて
 毎回毎回 「これしかありませんよ」と言う 天のオフレみたいな物が降りてくる
 ずっとずっと その家族と土地の事を考えていると
 ふっと オフレ が 降りてくる感覚があって
 今回もきっと降りてくる事を信じて考え続けてみたい

 この感覚は ホンニ よお分からん

 一年に一度くらい マスターズの神様が降りてきて
 ハーフだけだが信じられんスコア(パープレー)が出る事があって
 そのたんびに 妻に
 「今日マスターズの神様が降りてきた 遼君じゃなくて きっとわしが呼ばれちょる」
 と報告し
 「わしが マスターズに行っても悲しまんでくれ わしは日本の為に頑張る」
 と宣言し
 そもそも タップを始めたのも
 言うと どっか狂っていると いぶかしがられる ので 秘密にしておいたのだが
 近くにタップ教室が有ることが判明したその晩に
 「ブロードウエイで赤い絨毯から手を振りながら観衆の中を歩く黒い影」の夢を見
 これは きっと わしが 呼ばれちょるに違いない と 思い
 思い立ち タップを始め
 事ある毎に 妻に
 「わしが アメリカに行っても悲しまんでくれ これは世界の為なんじゃ」
 と言い

 最初は 「ホントね そうなると良いね 頑張ろうね」と言ってくれていた
 マリア様のような妻も もう この頃は 「またか」と言う顔つきで
 「ハイハイ」としか言ってくれない

 「ハイ」は一度しか 言っちゃいけないんだぞ

 二回言うのは悪い子なんだぞ

 と いう 日々の わしの行動からすると
 わしの神様も あてにならん 気もする

 何にせよ 日々日々 家族と土地の姿を頭から話さない様に過ごして行く

 ああ どうにか 神様舞い降りて下され
 わしを 救っちょくれ

 ・・・・・・・・・・ 「海の見える家」の上棟写真
 今回も 軸組の失敗無く 死刑宣告は受けなかった 一安心
 雨にも まぐれで合わず 何とか屋根じまい完了
 薪ストーブ重い 130キロもある わし一人で抱えられん
 どうやって 施行しようか 楽しみな感じ